2013-10-20 埼玉県行田市 南河原石塔婆 埼玉県 埼玉県の東北エリアで群馬県にもほど近い行田市の 真言宗観福寺境内にあるのが「南河原石塔婆」。 この「南河原石塔婆」は鎌倉時代中期の代表的な板碑で、 江戸時代の書物『新編武蔵風土記稿』にも記載がある 歴史あるものです。 石塔婆には文応2年の銘とともに阿弥陀如来を意味する 梵字や阿弥陀三尊の図像も刻まれています。 これまでの研究では源平争乱の際に摂津国で討ち死にした 河原太郎・次郎の供養碑であるとも伝えられていますが、 実際のところ真偽は不明のようです。 謎が残る碑だけにさらなる研究を待ちたいですね。 大きな地図で見る
2013-10-20 静岡県静岡市 登呂遺跡跡 静岡県 誰もが知らぬ者がないのが静岡県静岡市にある 国の特別史跡「登呂遺跡」跡です。 この「登呂遺跡」跡は1943年(昭和18)に 軍事工場建設を計画していた場所から発見されました。 その後の調査の結果、弥生時代の水田遺跡と推定され、 8万平米にも及ぶ水田跡や竪穴式住居跡、井戸跡などが 発見されたほか、高床式倉庫の遺構も検出されたのです。 「登呂遺跡」跡は古代の人々の生活を想像できる遺跡で、 何はなしロマンを感じるのは私だけではないでしょう。 大きな地図で見る
2013-10-20 福岡県嘉穂郡桂川町 王塚古墳跡 福岡県 「王塚古墳」跡は福岡県嘉穂郡の桂川町にある 6世紀中ごろの前方後円墳です。 1934年(昭和9)に偶然発見された「王塚古墳」ですが、 その後の調査によって石室の壁面全体に5色の色彩が 施されていることが分かり日本の特別史跡に指定されています。 この古墳には4人が埋葬されていたと推定されており、 馬や盾、耳環、太刀、土師器など多数の副葬品が出土しました。 壁面の装飾としては騎馬像のほかに同心円文や三角文などもあり、 当時の人々の風習や心情までも伝わってくるようです。 大きな地図で見る
2013-10-20 広島県福山市 桜山慈俊挙兵伝説地 広島県 広島県福山市にある一宮(吉備津神社)は 「桜山慈俊挙兵伝説地」としても知られています。 備後(広島県東部)の豪族であった桜山四郎慈俊は 楠正成に呼応して桜山城を拠点に戦った武将です。 慈俊は笠置山落城と正成戦死の風聞を耳にして 神社に火を放って自害したという伝説が残っています。 なお、こちらの吉備津神社は大吉備津彦命を主神とし、 江戸時代造営の本殿は国の重要文化財にも指定されています。 神社を訪れてみると歴史のロマンに触れることが できるような気がしました。 大きな地図で見る
2013-10-20 兵庫県神戸市 処女塚古墳跡 兵庫県 4世紀前半に築造されたと推定されているのが、 神戸市東灘区にある「処女塚古墳」跡です。 この「処女塚古墳」は全長が70メートルほどで 郡家遺跡集落の一部とされており、 三角縁神獣鏡や山陰系の土器などが出土しています。 ちなみのこちらの「処女塚古墳」は万葉集にも 記されている悲恋伝説が秘められています。 伝説に登場する美しい娘の墓は『処女塚』と名付けられ、 娘に恋した二人の青年の墓である『求女塚』に見守られるように ひっそりと佇んでいます。 大きな地図で見る
2013-10-20 愛知県名古屋市 大曲輪貝塚跡 愛知県 名古屋市瑞穂区にあるのが縄文時代前期の遺跡である 「大曲輪貝塚跡」です。 遺跡は縄文・古墳・中世時代の複合遺跡と考えられており、 そのなかに4つの縄文時代の貝塚が発見されています。 1980年(昭和55)にはこの「大曲輪貝塚跡」から 仰臥屈葬の成人男性の人骨が発掘され話題になりました。 この男性の人骨は胸に1頭の犬の骨を抱いている形で 発見されたそうですが、その犬は男性の愛犬だったのか、 どのような犬種なのかなど、ちょっと気になりますよね。 大きな地図で見る
2013-10-20 千葉県市川市 姥山貝塚跡 千葉県 千葉県市川市にあるのが縄文時代の「姥山貝塚」跡です。 「姥山貝塚」跡は利根川水系の大柏川の左岸にある台地上にあり、 東西南北が約120~130メートル規模の馬蹄型をしています。 この「姥山貝塚」跡は1893年(明治26)と比較的早期から 発掘が始まっており、完全な竪穴式住居跡が見つかるなど 貴重な貝塚遺跡として注目されているものです。 「姥山貝塚」跡からは4名の成人男女と1名の子供の人骨、 フグの骨が発掘されたことから中毒死したのではと考えられて いるそうです。 縄文時代からフグの中毒死があったというのは驚きですね。 大きな地図で見る
2013-10-12 神奈川県鎌倉市 源頼朝の墓 神奈川県 源頼朝といえば鎌倉幕府を開いた武将として有名ですが、 そのお墓は神奈川県鎌倉市の白旗神社内にあります。 頼朝が亡くなったあと、その御遺骸は法華堂という 持仏堂に葬られたとされていますが、のちに薩摩藩主の 島津重豪によって石塔が建てられました。 2012年(平成24)にこの石塔が倒壊されるという事件が発生し テレビや新聞、ネットなどでもニュースになりましたが、 現在はきちんと修復されたようでひと安心ですね。 大きな地図で見る
2013-10-12 東京都台東区 平賀源内の墓 東京都 江戸時代の発明家で「奇人変人」とも呼ばれていたのが、 エレキテルの発明で知られる学者・平賀源内です。 源内は1728年(享保13)、讃岐国(香川県)の生まれで、 大阪で学んだのち江戸に出て本草学者に弟子入りしました。 当時の「異才の人」とも称されるように発明家以外にも 医学や本草学、戯作、油絵、鉱山開発、土木工事など さまざまな分野にその才能を発揮した天才ともいわれています。 その源内の墓は東京都台東区の橋場にありますが、 訪れてみると意外にささやかであることに驚くかもしれません。 大きな地図で見る
2013-10-12 大阪府羽曳野市 誉田御廟山古墳跡 大阪府 大阪府の古市古墳群の中心的な存在といえるのが 羽曳野市にある「誉田御廟山古墳」跡です。 この「誉田御廟山古墳」は応神天皇の陵墓であることが 宮内庁によって治定されている貴重な古墳です。 一般にはこちらは応神天皇陵として知られていますが、 陵号は『恵我藻伏岡陵』というのだそうですね。 ちなみにこの古墳を含む古市古墳群は世界遺産の 国内暫定リストにも加えられたとのことですので、 今後の推移が気になるところです。 大きな地図で見る