遺跡・古墳に埋もれたロマン

遺跡や古墳と聞くとワクワクします。ちょっと不便で原始的な生活も、実は悪くないのではないかな、と思う私の雑記です。

もしかしたら、その賃貸オフィスの下にも遺跡が……?秋葉原での発掘調査

「アキバ電気街やメイド喫茶で有名な秋葉原に遺跡が見つかった!」と聞くと、意外に感じる方も多いかもしれません。実はJR秋葉原駅前では遺跡の発掘調査が行なわれたことがあるのです。

 

秋葉原の駅前で遺跡調査がスタートしたのは2001年6月のことでした。駅前の再開発事業のため、敷地内の遺跡調査を行なう必要があったためです。現場は旧・神田青果市場があった場所で、市場移転に伴って駅前広場と駐車場になっていました。

 

その後、秋葉原の駅前再開発事業が計画され、旧・青果市場跡は商業ビルやオフィスビルの建設が始まることとなります。その事業を進める前に、敷地内の遺跡発掘および調査する必要が出てきたわけです。

 

都心部、しかも駅前での発掘調査には、さまざまな困難がありました。駐車場のコンクリートやアスファルトを除去するため、大型重機なども活用して大掛かりな工事が進められました。

 

関係者の皆さんのご苦労が実り、駐車場の下からは明治~江戸時代の地層が発見できたのです。発見されたのは江戸時代の武家屋敷や茶碗・漆器・桶・下駄・キセルなどの日用品のほか、富士山噴火の火山灰層といった貴重なものです。

 

秋葉原の遺跡発掘調査は2002年3月に完了し、現在では同敷地に高層マンションや神田消防署の新庁舎、商業ビルが建設されています。

 

 

秋葉原と言えば、以前から賃貸オフィス人気も非常に高いエリアですよね。
私の友人も秋葉原の賃貸オフィスを借りて仕事をしているのですが、この遺跡発掘調査の話をしたところ「え、じゃあ俺の借りてるこの賃貸オフィスの下にも遺跡が埋まってる可能性があるってこと!?」と目をキラキラさせて食いついてきました。

 

元々、現在の賃貸オフィスの立地が気に入って借りた彼でしたが、その上歴史ロマン好きでもあるので、本拠地にしている賃貸オフィスにさらに愛着を持ったようです。
秋葉原の話題から賃貸オフィスへの愛着が生まれるなんて、面白いこともあるものですよね。

 

みなさんも、自分が住んでいる土地や仕事で通っている土地について、ちょっと調べてみませんか?
もしかしたら、驚くような発見がそこに隠されているかもしれませんよ。