目黒区下目黒の『目黒不動尊』こと龍泉寺の飛び地 境内にあるのが、江戸時代中期の儒学者・蘭学者であった 「青木昆陽の墓」です。
青木昆陽は江戸日本橋の魚屋の息子として生まれましたが、 京都の儒学者・伊藤東涯に儒学を学んだことから奉行の 大岡忠相に取り立てられることになります。
江戸幕府の8代将軍・徳川吉宗公がその昆陽に飢饉対策 のための甘藷栽培を命じたところ、さまざまな苦心の末に 甘藷栽培に成功したことにより昆陽は『甘藷先生』と 呼ばれるようになったのです。
昆陽の墓は別邸のあった下目黒の大鳥神社近くの 目黒不動墓地に造られ、現在でも毎年10月には昆陽を偲ぶ 『甘藷まつり』が開かれていますよ。
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