1949年(昭和24)に国の史跡に指定されたのが 東京都港区三田にある「荻生徂徠墓」です。
荻生徂徠は三河物部氏を祖とする江戸時代の儒者で、 元禄時代に柳沢吉保に仕えて古文辞学を提唱したこと でもつとに知られる人物でした。
その荻生徂徠が亡くなったのは1728年(享保13)です。 徂徠の墓碑表面には隷書体で『荻生徂徠墓』という文字、 背面にはのちの伊勢神戸藩主・本多忠統による墓誌が 当時の書家・松下烏石の手で刻まれています。
ちなみに忍願寺には石碑の説明板がありますので、 関心のある方は一読されてみてはいかがでしょうか。
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